社会人であれば時には仕事の一部ともなる飲み会。

ですが、身内が亡くなって忌中・喪中の時に中々飲む気分にもなれない・・・という時期もありますよね。

そんな場合の飲み会の断り方はどうすればよい?ということについて解説してみました。

そもそも喪中って飲みに行くのは良いんだっけ?というところも併せてまとめました。

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忌中喪中の時の飲み会の断り方は?

忌中や喪中でとても飲み会に行く気分にならない。

けれど時期によっては忘年会や新年会、歓迎会や送別会など、飲み会が目白押しで、断りづらい・・・という雰囲気の時もあると思います。

 

本当は行きたくない場合、特に職場での飲み会をどうやって断るかで悩む人は多いようです。

 

まず、忌中や喪中であっても、これはあくまでも個人の都合です。

忌中に派手なふるまいを避ける、というのは色々な意味で必要なことですが(後述)、少なくとも喪中に関していうと徐々に日常生活を取り戻す期間=飲み会に行っても差し支えない期間となります。

なので社会人としてのマナーで考えると、「喪中だから」の一言で飲み会を断るというのは(場合によっては)失礼なことになってしまうかもしれません。

 

ただ、個人的な心情とは言え、喪に服したいのであれば飲み会を断る理由にはなります。

この場合、上司や幹事などに「相談」という形で「忌中(喪中)でまだ気持ちの整理がつかず、飲み会に参加できる心情でないのですがどうしたらよいでしょうか」と切り出すのがおすすめです。

 

重ねて言いますが、職場など社会人として参加が求められている場であれば、喪中といっても個人的な都合なのだということを押さえるのが重要。

「喪中なので参加できません」と当然のように断るのは、場合によっては社会人としてふさわしくないと受け取られてします可能性もありますので気を付けてくださいね。

話す主婦

相談された方も心ある方ならうまく取り計らってくれると思います。

それでももし断れない雰囲気であれば、一次会だけの参加で、顔を出して早めに帰らせてもらう、というのもアリだと思います。

喪中に飲酒すること自体は問題ないので、もし気が咎めるようなら、ご仏壇に一言ご報告してからおでかけすれば良いのではないでしょうか。

忌中喪中に飲みに行くのはマナーとして大丈夫?

断り切れず忌中や喪中でも飲みに行くしかないという状況になった場合。

そもそも忌中や喪中に飲みに行くのって世間のマナーとしてどうなんだっけ?というところですが、これは

  • 忌中か喪中か
  • ご親族が忌中や喪中をどう捉えているか

によっても違います。

 

実は忌中も喪中も、信仰している宗教などが特にないのであれば「忌中だからこうしなければならない」と画一的に考えるべきものというわけではありません。

そこは「関係親族の心情」「世間体」「故人が亡くなったことによる実務的な問題」などを考えて、1人1人が判断すべきかと思われます。

 

まず忌中(一般的には49日前)については、神社の鳥居をくぐってはいけない、お祝い事は全般的に慎まなければならない、など、故人を思って静かに過ごす期間と世間的に認識されています。

だからと言って、絶対に飲み会に行ってはいけない、というわけではないのです。

 

ただ、もし忌中に飲み会に行くことによって、ご親族が「こんな時期に飲みに行くなんて」と否定的な感情になるようであれば、できれば飲みに行くのは控えるべきでしょう。

 

また故人が亡くなった後は何かとバタバタしているもの。

例えば同居の祖母などであった場合、ご家族兄弟などはその後の実務的なあれこれで忙しくしている時期にもなります。

なのでそれを傍目に飲みに行くというのが思いやりに欠ける、という状況もあり得ますね。

 

でも上に書いたようなことは特になく、少し息を抜いても良いかな、と判断できる場合は、忌中であっても飲み会に参加しても良いともいえるんです。

話す主婦

「忌中」と言う言葉だけでひとくくりにできる問題でもないということですね。

一方で「喪中」の期間についてですが、こちらは言葉だけで捉えても、普段通りの生活をして良い期間です。

忌が明けて、徐々に元通りの生活に戻っていくための期間が「喪中」ですから、それぞれの状況に応じてお祝い事なども行ってよいということになります。

もちろん飲み会も参加して差し支えありません。

ただ、喪中も結局は忌中と同様にご家族の心情を勘案することは大切なことですので、そこだけは注意すべきかと思います。

自分だけでなく家族の心中を思って飲み会を欠席する、というのも十分な理由になると思います。

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忌中喪中の飲み会断り方メール例文

上に書いたように、忌中や喪中を理由に飲み会を断る場合は、まずは「相談」という形になるので、できれば口頭で断るのがベストではあります。

が、シチュエーションによってはメールで返答しなければならないこともあるでしょう。

この場合のメール例文を参考までに載せておきます。

飲み会の企画、お誘いありがとうございます。
私事なのですが、先日祖母が亡くなり、家族親戚一同で喪中の状態にあります。
自分自身の心情としてもまだ気持ちの整理がつかず、飲み会等への参加が難しい状況です。
不参加となると失礼にあたりますでしょうか?
日頃お世話になっている方々との飲み会なので迷っており、相談させていただきました。
よろしくお願いいたします。

 

ポイントとしては

  • 誘ってくれたことへのお礼
  • 「私事で申し訳ない」という雰囲気を出す
  • 心情的には行きたくないということはわかるように
  • あくまで相談の形で

このあたりを盛り込むことかと思います。

文体は相談相手の方との距離感によって変わってくると思いますが、参考にしてみてください。

忌中喪中の飲み会断り方まとめ

忌中や喪中だからと言って必ずしも飲み会を断らなければならないかと言うと、そこは人それぞれ事情によるので何とも言えません。

だからこそ、職場やお世話になっている方との飲み会を「喪中なんで」の一言で断るのは失礼にあたる可能性も。

正直行きたくないとしても「相談」の形でうまく断れるように、うまく申し出てみてくださいね。

ご参考になりましたら幸いです!

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