思いがけず身内に不幸があった場合・・・

元々予定していた七五三のお祝いは決行すべきか否か?

喪中の間は神社の鳥居はくぐれないなどの話もありますし、迷いますよね。

 

延期をするにしても年末年始になってしまうけどどうする?

という場合も含めて解説しました!

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祖父母の喪中に七五三のお参りは避けるの?

子供の七五三をやろうとしていた年に身内に不幸があった場合

喪中というとお祝い事は自粛すべき!

神社へもお参りに行ってはいけない!

そんなイメージがあり、七五三をどうするか迷いますよね。

 

喪中というと故人が亡くなってから1年間の期間を指しますが、実際この1年の間に神社参拝は一度も行ってはならないという決まりなのでしょうか?

 

実は喪中とは言っても神社参拝やご祈祷はしても構わないんです。

正確に言うと「忌中」の間は神社参拝は避けるべき、その後の喪に服している期間は神社に出入りするのはもちろん、本殿に上がってご祈祷などをしてもらっても構いません。

 

忌中は故人との関係によって長さが違ってきます。

祖父母であれば忌中は30日です。

その他の親族の忌中期間も含めて整理すると

祖父母 30日
父母、配偶者 50日
兄弟姉妹、子供、叔父叔母、伯父伯母 20日
10日
従兄弟従姉妹 1~3日

 

この忌中を過ぎた後、喪中の期間は「悲しみから回復し、徐々に普段の生活を取り戻す期間」です。

なのでお祝いをする方々の気持ちの整理がついているということであれば、喪中であっても七五三のお参りに行っても大丈夫です。

 

七五三お参りは子供が主役ではありますが、両親や祖父母など親族が集まってお祝いする機会でもありますから、関係者と話し合ったうえで、やるかやらないかを決めるというのが良さそうですね。

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七五三お参りは忌中には避ける…では前撮りはどうする?

七五三の神社へのお参りを忌が明けてからするというのはわかった!

では予約していた写真スタジオでの写真撮影が忌中にかかったらどうする?

と言う点ですが、こちらは本当に当事者の皆さんの気持ち次第でやるかどうかを決めてよいところ。

 

神社という相手がある話とは違い、写真の前撮り・後撮りはあくまで家族内での話ですから、ここは忌中であっても予定通り行っても良いのです。

ただ、同居していた祖父母の死去など、あまりにも身近な身内が亡くなったなどの場合は、そもそも写真の前撮りもする気持ちにまで立て直せない、という事態もあるでしょう。

溜息主婦

七五三の当事者である子供やそのパパママだけでなく、一緒に撮影する予定だったご親族も含めての気持ちの話ですね

そのような場合は七五三の前撮りも延期なりした方が自然ですよね。

 

こういった具合に、写真館での写真撮影を忌中やその後の喪中のいつやるかは、家族の気持ちで決めましょう。

参加者に話をせずに「パパママは大丈夫だから決行!」とすると祖父母との間などで気持ちがすれ違ってしまう可能性もありますから、皆さんでよく話してくださいね。

七五三お参りを年末や年明けにやるのってどう?

話は七五三の神社へのお参りに戻るのですが・・・

祖父母が七五三をする11月の直前に亡くなった場合など、忌が明けるのを待っていたら年末や年明けになってしまう!という場合。

お参りは11月を過ぎて、12月や翌年1月以降などにやっても良いのでしょうか?

 

これについては、七五三のお参りは12月や1月でも問題ありません。

 

というのも、七五三は各家庭のお祝いなので、もともと11月にこだわる必要すらないんです。

七五三の「当日」と言われる11月15日というのも、江戸時代に徳川家でこの日に子供の成長と健康を祈願したことが起源であって、一般の人がこの日に縛られる必要性もないということだそうです。

喜ぶ子供

つまり7歳5歳3歳にお参りすることに意味があるのでオッケー!

実際に、12月や1月のお正月時期に神社で七五三のお参りをしているご家族もいますよ。

ご家族で話し合いが付けば、11月を過ぎてしまっても良いので、身内の不幸の後の慌ただしい時期が過ぎてから、落ち着いてご参拝くださいね。

 

ただし神社によっては七五三のご祈祷は受け付けていないこともあるので、事前に電話で確認をした方が良いです。

私の地域の神社では年間通して七五三の祈祷を受け付けていますので、そういった神社も多いと思いますよ◎

 

どうしても季節外れな気がして・・・

と気になるようであれば、(数え年でやろうとしていた場合に限っては)翌年の満年齢での七五三に延期するのも自然な解決方法ですね。

祖父母の喪中の場合の七五三どうするか

思いがけず祖父母などに不幸があった場合の七五三は、

  • 忌中は神社参拝は避ける(例えば祖父母の場合、忌中は30日)
  • 忌明け後はお参りしてよい(12月や1月以降でもOK)
  • 写真撮影は関係者の気持ち次第でいつやってもOK

ということでした。

忌中だけは神社への配慮としてお参りを避けるのが一般的なマナーではありますが、それ以外はご家族内の問題になりますので、気持ちに従っていつお参りや写真撮影に行くか決めてくださいね。

ご参考になりましたら幸いです(*´▽`*)

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