もうすぐお盆。

ということで、ご親戚などのお宅にお供え物を持ってお邪魔する機会も増えますね。

お供え物の定番としてお菓子詰め合わせを持っていく方も多いと思います。

 

今回はこのお供え物お菓子の選び方やマナーについて。

タブーってあるの?定番(無難なの、人気なの)はどんなお菓子?

などについてまとめました。

仏壇のお供え物のお菓子選び方の基本!

お仏壇に供えるお菓子の選び方について、まずは基本的・常識的なところを確認しておきます。

賞味期限が長く日持ちがするもの

仏壇へのお供えは長く置いておかなければならないわけでもないですが、あまりに日持ちしないものだと相手も処分に困るというところ。

やはり基本的には賞味期限が長いものが、お相手も助かるでしょう。

特にお盆などでお供え物がたくさん集まるようなときは、すぐ腐る物は困ってしまうかもしれません。

過剰に華やかでないもの

色使いがきれい、というのはもちろん問題ないのですが、箱や包装を含めて、華美なものは避けるのが普通です。

例えば色使いが金色のようなもの。

おめでたい色使い(紅白)のもの。

こういったものはお供えには不向きと言えます。

個別包装などで小分けしやすいもの

お供えのお菓子というと大体の金額相場は2000円~3000円くらいで考える方が多いそうです。

この値段でお菓子の詰め合わせとなると、そこそこの分量があるもの。

なので中身が個別包装などになっていたり、小分けしやすい形のものが好ましいです。

 

開封してすぐに食べきらないと悪くなっても困りますし、法要で集まったご親族にお下がりとして分ける場合にも個別包装だと助かります。

また食べきれなかった場合はご近所や職場にお配りする場合もあるかもしれませんので、そういった意味でも個別包装だとやりやすいですね。

故人やそのご家族が好きなもの

これが一番大切なポイントとも言えると思うんですが・・・

お供えの趣旨として、故人を偲んで思いを伝える、というところがありますから、もし故人の好みのお菓子がわかるようであれば、それをお持ちすれば良いでしょう。

亡くなった方の好みがわからなければ、ご家族の好みそうなものでも構いません。

例えばご高齢の方しかいないのか、小さい子供がいるのか・・・などなど家族構成でも選ぶものって変わってきそうですよね。

 

・・・・・

 

上で書いたあたりのことに注意して選べば、お供え物の選び方の基本としては大丈夫です。

故人やご家族のことを思いやる気持ちで選べば問題ないということですね◎

お供え物のお菓子の選び方にタブーってあるの?

お仏壇にお供えするお菓子の選び方ですが、結論から言って、特に選び方でタブーとされているものはありません。

基本的の「故人が好きだったものをお供えする」という考え方で良いです。

 

ただし、場合によってはご家族が以下のようなことを気にするケースもありますので、念のため注意しておくと無難でしょう。

 

  • 箱や包装紙、またはお菓子自体の色が真っ赤なものは避ける
  • 水難で亡くなった方のお供えは水菓子・水羊羹は避ける
  • 火事で亡くなった方のお供えは焼き菓子は避ける
  • 卵を使用していないお菓子にする(動物性のものは殺生を連想)

 

このあたりは俗説に近く、マナーというわけではありません。

あくまでも、故人が好きだったものをお供えするというような心が大切なので、上に書いたようなことは過剰に気にするほどではないでしょう。

どちらか2択で迷ったようなときに判断する材料になれば、という程度で捉えてください◎

 

 

それと、お供え物(お菓子以外でもそうですが)の個数についても色々情報があり、「偶数は良くない、必ず奇数でお供えする」などという説もありますが・・・

この「奇数でなくては」という話も基本的に気にしなくて大丈夫です!

(お寺などでもそのような作法はとっていないとのこと)

 

もし数に縛られてしまうと「故人が好きだったものだけど、偶数だから供えられない」ということになってしまいます。

これはお供えの趣旨からして本末転倒だと言えます。

 

ということで、お供え物を選ぶときはタブーなどの俗説に縛られすぎず、故人やそのご家族が喜びそうなものを選ぶ、という点を大事に考えてみてください◎

 

お仏壇にお供えするお菓子 定番は?

故人やご家族の好みのお菓子がよくわからない場合は、人気のあるものや定番ものを選べば良いでしょう。

ということで最後に、人気・おすすめ、かつお供えに適したお菓子で、3000円程度の予算のものを例にご紹介します。

 

まずお供え物のお菓子として最もメジャーなものでは、落雁(らくがん)がありますね。

お米などから作った粉に砂糖や水あめを混ぜて型押し、乾燥させた砂糖菓子です。

 

お供えに使う落雁は、蓮の花や果物の形に型押しされたものが定番です。

日持ちもしますし彩りもきれいですし、お供えとしては無難ですね。

お盆のシーズン前(7月末くらい)になるとスーパーやデパートなどでも法事用の干菓子コーナーができていたりしますので、そういったところで購入すれば間違いありません。

 

ただ、個人的にはお盆のようなお供え物が集まる時だと、落雁ばかり増えるのもどうかなあ・・・と思うので(;´∀`)

 

↑こんな感じの落雁を模したお砂糖のパックなんかでも気が利いてるかもしれませんね!

 

日持ちがするという点ではあられやせんべいもよく買われるお供えお菓子。

おせんべいやおかきが一つずつ包装されているものよりも、

↑このようなある程度詰め合わせた形の個包装の方が、お下がりとして分けて持って帰りやすいのでおすすめです。

お盆など夏のお供えものであれば特に人気なのがゼリーや水羊羹

ゼリーは意外と常温保存でも大丈夫で賞味期限も長かったりするので、お供えには適していると言えます◎

 

↑これなんかは3ヶ月程度の日持ち。安心です。

そして洋菓子ではカステラが人気のようです。

 

柔らかくてご高齢の方から小さいお子さんまで食べやすく、好き嫌いがあまり分かれないというところが良いのかもしれませんね!

 

いかがでしたでしょうか。

上にあげたものも参考に、ご予算にあったものを探してみてくださいね。

仏壇お供え物お菓子選び方についてまとめ

お供え物お菓子の選び方について、タブーやおすすめお菓子含めてご紹介しました。

 

全般的に共通して言えるのが「亡くなった方(や、そのご家族)を思って選ぶこと」

ここがしっかりしていれば、どんなものでも迷惑にならず、喜んで受け取っていただけると思います◎

 

ご参考になりましたら幸いです(*´▽`*)