世間ではインフルエンザ予防接種が始まっていますね。
妊婦さん、特に妊娠初期は不安定な時期なこともあり、毎年ワクチン接種している人でも、今回は接種すべきかどうか慎重になる傾向があるようです。
私自身、妊娠初期(現在8週)なのですが、今回自分なりに調べてみたことや、主治医に聞いた2017年のワクチン情報などをまとめました。
その上で「インフルエンザ予防接種は妊娠初期でも受ける」という結論に至りました。
受けた方が良い気がするけど、色々心配だな・・・と思っている初期妊婦さんの参考になればと思います。
インフルエンザ予防接種は妊娠初期にしても大丈夫?
ネットで妊娠初期のインフルエンザ予防接種について調べてみると、
「13週に入るまでは打たない方が安全」という説をちらほら見かけます。
またお医者さんによっても、妊娠初期は予防接種を控えるようおすすめする人もいるらしいですね・・・
かと言って、 私はワクチン打ちました!という体験談も多いですし・・・
ネットで調べていると
いったいどっちが正しいの!?
と混乱するかもしれませんね(;´Д`)
お医者さんに相談する場合、
内科の先生だったりすると、妊娠初期は断られるケースがまあまああるようです。
最初に書いた「13週まではダメ」と言う回答などですね。
でもこれは妊娠初期にインフルエンザ予防接種を打つのが危険だから、という理由ではないようなんです!
妊娠初期は母体に何の問題がなくても、赤ちゃん側の染色体異常などで流産が起こる可能性が高い時期です。
初期と言われる妊娠12週以内では10人に1人という、意外なほど高い確率で流産が起こります。
(妊娠に気づかないうちに流産しているケースも)
なので、お医者さんの中には
妊娠初期に予防接種を打った妊婦が流産した場合、インフルエンザ予防接種のせいで流産したと受け取られる(極端な場合、訴えられる)のを避けたい
という先生もいるようなんです。
内科などの場合にその傾向が強いようですね。
妊婦に何かあると責任が取れない、取りたくない(初期の流産は誰のせいでもないのですが)ということで、妊婦のあらゆることは産婦人科に丸投げする病院も少なくないようです。
実際は、インフルエンザ予防接種と流産は一切関連がありません。
本来であれば、その辺をしっかり説明して、妊婦さんにも納得してもらった上で、インフルエンザ予防接種してくれる、というのが正しいあり方な気がしますが・・・(・_・;)
ちなみに私自身の体験談で言うと、
過去二回の妊娠時、一人目は妊娠初期、二人目は妊娠中期でインフルエンザ予防接種を打ちました!
もちろん二人とも予防接種に関係なく、40週・安産で生まれましたし、今もすくすく元気に育っていて、健康上も何の問題もありません◎
どちらもかかっていた産院で予防接種を扱っていたので、相談したその場で打ちました。
今回通っている産院はインフルエンザ予防接種の取り扱いがないそうなのですが、
先日相談したら「すぐにでも打っていいよ」とのことでした!
予防接種せずにインフルエンザにかかった方がお腹の赤ちゃんが心配ということもありますので、
1回相談した内科で断られた!という場合でも、別の病院を当たってみると良いでしょう。
おそらくはその断ったお医者さんが、
妊婦さんにワクチン打つことの責任が取れない、
というだけと思われます!!|д゚)
インフルエンザ予防接種妊娠初期は防腐剤なしが良いの?2017年ワクチン状況
インフルエンザ予防接種について気になりがちなのが、
防腐剤入りと防腐剤なしのワクチンがある、という問題。
インフルエンザ予防接種の防腐剤はチメロサールという水銀の一種ということで、
元々体内に自然に存在する物質ではないですし、
一般的に使われているのだから安全性に問題ないだろうとは言え・・・
妊娠初期だし、防腐剤なしを選んだ方が良いのかな?
産婦人科なら防腐剤なしワクチンを取り扱ってるのかな?
など悩む妊婦さん、多いようです。
妊婦と水銀の関係と言えば
妊婦が極端に大型の魚(マグロなど)を食べることは水銀を多量に摂取することにつながり、これが胎児の発育に影響を及ぼす可能性があるということ。
↑これは厚生労働省が妊婦への注意事項という形で公表しています。
ですがここで言う「胎児に影響のある水銀」とは「メチル水銀」という物質。
インフルエンザ予防接種の防腐剤に含まれるチメロサールとは全くの別物です。
念のため私も産婦人科の主治医に聞いてみましたが、
人体に影響のある水銀ではない、と一刀両断でした(;´∀`)
というわけで、よく聞く「妊婦が気をつけるべき水銀」とインフルエンザ予防接種の防腐剤の水銀は関係ないので、
妊婦だから防腐剤なしにしなければ!
という縛りはないのでご安心ください。
そして上記を理解したその上で、
それでもやっぱり防腐剤はなしのもの受けたい!という妊婦さん。
残念ながら、2017年は防腐剤なしのインフルエンザワクチンは出回らない(製造されない)そうですよ!
(これも産婦人科主治医からの情報)
おそらく製造側の都合などで供給が間に合わない年などに、
生産効率のよい防腐剤入りワクチンしか作られない、ということがあるそうなので、今年もそうなんでしょう。。
なので今年はどこに問い合わせても、防腐剤なしのワクチンを扱う医療機関はないと思われます(;´∀`)
上に書いたとおり、防腐剤入りでも妊婦に全く問題ありませんから、
ジタバタせずに一番都合の良い医療機関で受けることとしましょう(;´∀`)
妊娠初期のインフルエンザ予防接種は何科で?内科で断られる場合?
初期の妊婦さんの場合、インフルエンザ予防接種も産婦人科で受けた方が良いのかな?
という点ですが、
結論、受けられる病院ならどこでも大丈夫です。
上にも書きましたが、
私自身も今回かかっている産科では予防接種を行っていないので
近所の内科で受ける予定です。
さらに今年(2017年)は防腐剤あり・なしのバリエーションもないので
正直どこで打っても同じです。
もし私のようにかかりつけ産婦人科でも予防接種しておらず、
近所の内科などで「妊婦だから、妊娠初期だから」という理由で接種を断られた場合。。
かかりつけ以外のお近くの産婦人科・婦人科で相談するのが一つ。
(分娩を扱っていない病院の方が、相談しやすいかもしれません。分娩のある産科だと、分娩予約のある妊婦さん優先になる可能性あり)
あとは意外と、整形外科とか皮膚科とか、インフルエンザとあまり関係のなさそうな科であっても、予防接種を受け付けている場合があります。
小児科などでもインフルエンザ予防接種に限り、大人も受け付けている場合がありますね。
なので、選択肢がない!という方、内科や産婦人科しか探していなかったら
関係ないと思って見ていなかった別の病院も調べてみてはいかがでしょうか。
妊娠初期のインフルエンザ予防接種まとめ
妊娠初期だから、一度お医者さんに接種を断られたから、と言って
初期の妊婦=インフルエンザ予防摂取NG
とはならないことについて、
また、心配しがちな防腐剤の件について、などまとめてみました。
私も何回かインフルエンザにかかったことはありますが
非妊娠時で20代前半、今よりかなり若かりし頃であっても
発症当日、道端で行き倒れるかと思うくらいしんどかったですし
それくらい急に襲ってくるのがインフルエンザですから
身重の妊婦さんには万全の予防対策をして感染を避けてほしいと思います!
かかってから後悔することのないように早めに接種するのがベストですが
インフルエンザは春先まで流行りますから、
摂取するのが少し出遅れたとしても、気づいた時にサクッと受けてしまうことを個人的にはお勧めします。