日頃お世話になっている方に感謝の気持ちを伝えるお歳暮。

受け取っていただくだけで十分なのに、必ずお返しの気遣いをされる方がいて
そんな場合、こちらとしては恐縮してしまいますよね。

 

今回は、お歳暮のお返しについて

何とかお返しを断る方法はないか?
お返しの気遣いを相手にさせないためには?

などについて書いていきます!

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お歳暮のお返しいらないんだけど…

目上の方や日頃お世話になっている方に
感謝の気持ちを伝えるお歳暮。

できればお返しは辞退したいですよね。

 

ですが中には、「お返しはいらない」と伝えているにも関わらず
必ず相応のお返しの品物を送ってこられる方もいます。

お返ししてほしくて送っているのではないのに困ってしまう。
お礼状だけでも十分なのに・・・

と恐縮し、悩んでいる方、かなり多いようです。

 

ですがはっきり言ってこの「お返し」の習慣、やめてもらえないのも致し方ないのです。

なぜなら「もらったものにお返しをする」というのは
日本独特の社会通念として根強くある観念であるからです。

 

また

「熨斗(のし)付きで贈られた物にはお返しをする」

というのは、日本の贈り物のマナーの基本でもあります。

 

例えば「出産祝い」や「入学祝い」の熨斗付きで贈られたものには
「内祝い」の名目でお返しをすることが多いですよね。

このもらったので返す「内祝い」同様の考え方ですね。

 

もちろん個々の関係性によって
受け取った際にお礼の言葉を伝えるだけで
お返しはしない、ということも非礼なことではありませんが、

お返しをしてくる人は、その人がそのようにしたいから送ってくるのであって

こちらがいらないから送ってくるな!
とはむやみに言えないのが実際のところです。

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お歳暮やめる方が良い?

お返し不要!やめてほしい!という方の中には

何度もお返しを断るのも逆に失礼なのではないか?
いっそもうお歳暮はやめた方が良いのかな?

と考える場合も多そうですが・・・

 

一度始めたお歳暮というのは中々やめるタイミングも難しいですよね。

 

これは年賀状と同じですね・・・
毎年贈って向こうから返ってくる場合、翌年も送る、というのが自然な流れではあります。

 

そこをあえてお歳暮中止するとなると
相手によってはマナー違反・非礼と受け取られる可能性もゼロではありませんから

 

直接話をして「虚礼はやめよう」などお互いに意見一致すれば別ですが
それ以外では突然お歳暮をやめる、というのはハードルが若干高いわけです。

 

そうなると

ではこちらからのお歳暮は続けつつ
相手のお返しだけを辞めさせる方法はないものか

という疑問になると思いますので

次章でその手段について書いてみます。

お歳暮のお返し不要の伝え方・断り方

お歳暮は送りたい。でもお返しはやはりできればしてほしくない。

という場合。

 

上に書いてきたように
「のし付きでおくられた品物にお返しをするのはごく自然なこと」
ですから

こちらからのし付きで贈るのであれば、
お返しはしないでと一方的に思うのも難しいものがあります。

 

これに対する対処法としてですが

まず

「のしをつけずに品物を贈る」

という方法。

 

常日頃の感謝として気持ちを表すのであれば
お歳暮の表書きにこだわる必要はないわけです。

 

それであれば「のしをつけずに品物だけを送る」
(旅行土産や地元名産品を季節に関係なく送るイメージ)
というのが一つの解決策かと思います。

 

これであればお土産にお返しをする人は少ないのと同様
相手からはお礼の言葉やお礼状だけいただいて終わりにできる可能性が高いと思います!

 

 

また、上の回答ともつながりがありますが

 

「お歳暮の時期をずらして送る」

というのも一つの手かと思います。

 

年末の時期をずらして自然に渡せれば理想ですが(11月末など)

 

どうしても年末の時期に贈りたいのであれば

上に書いた「のしなし」だけでもやってみてくださいね。

まとめ

お歳暮のお返しが不要だと思う時の対処について書いてきましたが

 

まとめると

・お歳暮として贈られたら返すのももっともであり、むげに断り続けるのも自分勝手ではある
・どうしても「品物は送りたいけどお返しはいらない」というのであれば、お歳暮の時期にはこだわらず、熨斗もつけずに送ろう

ということでした!

 

お返しするのが社会通念上自然と思われる形式で送りつけているのであれば
一方的にお返し不要とだけは言えない

ということですね。

 

割り切ってお歳暮とお返しを送り合うことにするか
お歳暮の形式はやめてでも感謝の品物を贈ることにするか

この辺はご自身の価値観・考え方により
選択が違ってくると思います。

 

なので、今回の記事も参考にして
ご自分の考えを整理して対処いただければと思います!

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