夏の終わりから秋にかけてはドングリの季節。
うちの子ども達もどんぐりが大好きで、落ちていると大喜びで拾ってきます。
可愛いどんぐりなんですが親としては・・・虫の存在が気になるところ!
でも勝手に全部捨てると子供が怒るし、虫がいるものだけ見分けられないかな?
ということで、今回はどんぐりに虫が入っているかどうかを見分けるには?についてまとめてみました。
どんぐりに虫がいるか見分け方は穴ではわからない!
ドングリを拾う時、穴が開いていないものなら虫食いは大丈夫!と判断していませんか?
実はどんぐりは穴が開いていないように見えても、目ではほとんど確認できないくらい小さな穴が開いていることがあるんです。
このごく小さな穴は虫(シギゾウムシなど)がどんぐりの外側から卵を産み付けた穴。
卵を産み付けただけのどんぐりは見た目はとてもきれいで、せいぜい小さな斑点に見える程度です。
しかも虫によってはどんぐりの帽子の上から産み付けたり、帽子のキワの所から刺して産み付けたりするそうなので、判別がなかなか難しいようなんですね!
ですので、穴の開いていないどんぐりを拾ってくると、中で虫が育って出てくる可能性はあります。
虫がいつ出てくるかはは産卵してからどれくらい時間が経っているかによるので判断しづらいですね。(中で孵化してどんぐりを食べて太ってから出てくるので)
では既に穴が開いているどんぐりは虫が出た後なので、中にはいないのでは?
という疑問も生まれるのですが・・・
今度はドングリからゾウムシの仲間などの幼虫が這い出た穴を利用して、蛾の仲間がさらに卵を産み付けることがあるらしいんですね( ゚Д゚)
ということで・・・どんぐりに穴が開いているかどうかで中に虫がいるかどうかを判断するのは中々難しい、ということが言えると思います。
どんぐりが緑色の若芽なら虫はいない?
緑色の若いドングリってきれいですよね!
新鮮で生まれたばかりのどんぐりは虫もまだいなさそうな気がしてしまいますが・・・
緑色のドングリも虫の脅威から逃れられません(つд⊂)
上でも書いたように、虫はドングリに産卵する形で入り込みます。
この虫の卵がどんぐりにいつ入るかというと、緑色のまだ柔らかい時なんです(つд⊂)
まだ若いどんぐりに穴を開けて卵を産むからこそ、この穴はドングリの成長とともにふさがってしまい、しばらくすると人の目では判別しづらくなってしまうということなんです。
緑色のどんぐりも要注意ですね!
どんぐり振るとカラカラいうのは虫がいるから?
茶色のどんぐりを振ってみると「カラカラ・・・」という音がする場合があります。
この「音がするかどうか」で虫の存在を見分けることはできるのかというと・・・
これもまた難しいかもしれません(つд⊂)
どんぐりから音がする理由としては、ドングリの中身が乾燥して小さくなり、中でカラカラ動いていると考えられます。
音の原因が虫の死骸、ということはないかもしれませんが、乾燥した中身と虫が両方中にある可能性もあります。
カラカラという音と虫の存在は無関係ということですね。
どんぐりの虫の見分け方 水に浮くかで多少は確認可能
ではどんぐりに虫がいるかどうかは素人には判別できないのか?というところなんですが
100%確実に見分けられるかと言うと怪しいのですが、水に浮くかどうかで多少は判別可能です。
どんぐりを水につけると沈むものと浮いてくるものがあります。
浮いてきたものは虫がいる可能性が比較的高いと考えられます。
茶色いどんぐりはこの方法で多少選定できますが、緑色のドングリは(卵が入った後さらにどんぐり自身が成長するので)判別が難しいでしょうね。
とは言え、子供が拾ってくるどんぐりは茶色いものが多いでしょうから、いったんこの方法で見分ければ、多少虫がわく確率を下げられるかなあと思います!
水に濡れたものはしっかり天日干しで乾燥させてくださいね。
ドングリは栄養豊富な種子ですから、濡れているとカビの原因となります。
以上、今回はどんぐりに虫がいるか見分けるのは難しい!と言う話になりました。
子供がどんぐり勝手に捨てると怒るし・・・と言う場合は、虫の駆除を考えた方が良いかもしれませんね。
ご参考になりましたら幸いです(*´▽`*)