雛人形を片付ける際に必須の防虫剤。

お洋服の衣替えと同様、衣装を着ているお雛様は虫食いしないようにしっかりケアして片づけたいところです。

 

では防虫剤は入れれば入れるほど安心なのか、というとそうでもないですし、入れ方にも注意点があるんです!

我が家も先日雛人形を片付けたばかりですが、その時調べた防虫剤の扱い方などについてまとめておきます。

 

この記事では以下について書いていきます。

  • 防虫剤を入れる数は?
  • 入れ方は?人形の近くに置いた方が良い?
  • お道具類にも入れた方が良い?入れない方が良い?
  • 防虫剤と併用で除湿剤って必要?

 

これからお雛様を片付ける方などに参考にしてもらえると嬉しいです◎

スポンサーリンク

雛人形の片づけで防虫剤を入れる数と場所はどこ?

まず防虫剤を入れる個数について。

 

大切なお人形が虫食いなんかにやられたくないですから、念には念を入れて多めに・・・
とたくさんいれても、効果は変わらないようです!!

 

適量は防虫剤のパッケージ裏などにも必ず書いてありますが、通常1箱に1個程度

我が家で毎年愛用している白元の「わらべ」という防虫剤の場合だと、ミカン箱大で2個ほどで良いそうです。

 

雛人形をしまう箱は、お人形と道具類と・・・など分かれていて、みかん箱の半分にも満たない場合も多いでしょうから、箱ごとに1つ入れれば多くの場合は十分ということです。

 

そして防虫剤を入れる場所(箱の中のどこに置くか?)ですが、お人形などに直接触れないよう、できるだけ離して置くのが正解。

 

最近主流の「ピレスロイド系」という成分の防虫剤であればお人形に使われている素材と反応して悪影響がでるようなこともほとんどないようなんですが、特にくっつけて置くことによるメリットもないので、箱の隅の方にでも置いておきましょう。

防虫剤成分は固体から気化して、気体として箱の中で効果を発揮しますので、人形の近くに置いても遠くに置いても効果は一緒なんですね。

 

箱がせまくてどうしてもお人形とくっついてしまいそうであれば、防虫剤をティッシュなどにくるんで入れた方がより安心です。

雛人形しまい方 防虫剤はお道具には入れないで良い?

防虫剤をお人形の箱に入れるのはもちろんなんですが、ではお道具類についても同様に一律入れた方が良いのでしょうか?

 

防虫剤が効果を発揮するのは布類を食べてしまう虫たちに対してです。

なので、スチール製やプラスチック製のお道具類であれば防虫剤を入れる必要はありません!

 

お道具類で防虫剤が必要となるのは、素材に布を使っているぼんぼりや桜橘などのお花、絹糸を使った扇子や烏帽子などの小物です。

屏風については布製であれば防虫剤を入れる対象。

木製で金箔が張ってあるようなものはきれいにほこりをはらっておくだけにします(防虫剤は不要)。

お雛様を座らせる飾り段も、畳が使用されていれば防虫剤を入れておきます。

 

その他木製の小道具など(金箔加工などされていないもの)については、よっぽど汚れているようなことがなければ虫にやられるということはないようです。

柔らかい布できれいにほこりなどを払って、防虫剤はなしで基本的に大丈夫でしょう◎

スポンサーリンク

雛人形片付けで防虫剤に除湿剤も併用すべき?

お人形の保管では虫除けと同時に、カビ防止も気になるところです。

ですが、防虫剤をいれた場合、除湿剤も併用して良いものでしょうか?

 

答えとしては、種類を選べば併用も可。

ただし、お人形の箱の中に直接除湿剤を入れる以外のカビ対策もありますので、保管環境によって別の除湿方法を選ぶというのも有りで、除湿剤投入が必須ということはなさそうです。

 

まず雛人形の除湿については乾燥させ過ぎてひび割れるなどの可能性もあるのと、複数の薬剤を併用することでお人形に思わぬトラブル(シミや変色など)か起こる可能性もありますから、むやみに他の用途で販売されている除湿剤などを使用しないこと。

 

入れるとしたら、人形用防虫剤と同じメーカーが出しているお人形用の除湿剤にするか、単に湿気を吸いとってくれるシリカゲルを選びましょう

 

同じメーカーが出している商品であれば、防虫剤との併用についても明記されています。
また、シリカゲルは一般的に防虫剤と併用しても害がないと言われています。

 

また、お人形用でしたら「除湿剤」てはなく「調湿剤」というものもあります。
 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

白元 人形用調湿剤わらべ カビと乾燥対策 5包
価格:520円(税込、送料別) (2018/3/6時点)

 

湿度調整してくれる薬剤なので、乾燥剤よりも安心感をもって使用できます◎

 

 

ちなみに・・・我が家ではお雛様の箱には防虫剤のみを入れて、除湿剤は入れていません!

その代わり、天袋全体から湿気を除去するよう、空間用の除湿剤を置いています。

 

さらに念を入れるご家庭だと、すのこなども使って湿気対策しているようですね。

 

基本的に家の中の高い位置は比較的湿気がこもりにくく、雛人形の保管に適した場所ですが、水場の近くだったりすると意外と湿度が高くなってしまうこともあるので注意です。

 

我が家の場合ですが、浴室の壁の裏側が押し入れになっており、こういう場所も要注意だそうです。

引っ越してきたとき引っ越し業者さんに天袋にも除湿剤を置くことをおすすめされたのでそうしています\(^_^)/

 

最後に、薬剤に頼るのも1案ですが、大前提として
「雛人形は晴れた乾燥した天気の日を選んで片付ける」
というのが基本のカビ対策になりますので、そちらもお忘れなくです!

雛人形防虫剤使い方まとめ

雛人形をしまうときの防虫剤の使い方について、除湿剤との併用についても含めてまとめました。

また来年もきれいな状態でお雛様を飾れるように、正しい薬剤を適量使用して片付けるようにしましょう!

 

雛人形用の防虫剤については別記事もありますので、良ければ参考にしてみてください

(* ´ ▽ ` *)

雛人形の防虫剤 衣類用で代用でも大丈夫?

 

参考になりましたら幸いです!

スポンサーリンク