各種企業のカスタマーサポートセンターなどに電話する場合、電話番号が「0570・・・」になっている場合があります。
この0570で始まる電話番号はナビダイヤルと言って、通常の電話料金とは別の料金体系になっています。
普通より高くつきそうなナビダイヤルですが、
- この通話料はいったいいつからカウントされているのか?
- 混み合っていて待たされている場合もずっと料金がかかっているのか?
についてまとめてみました。
携帯電話の契約によっては「かけ放題」プランの方もいるかもしれませんが、この場合も注意が必要ですよ、というお話も後半していきます。
参考にしてみてください!
0570の通話料は待ち時間からかかる?
0570のナビダイヤルに電話をかけると、通常の呼び出し音の後に、通話料に関するアナウンスが一度入ります。
例えばこのようなアナウンスになります↓
「ナビダイヤルでおつなぎします。」「この通話はおよそ20秒ごとに10円の通話料金でご利用いただけます」
このアナウンスの後、またしばらく呼び出し音が続き、相手が出るという流れになります。
そこそこ通話料のかかる番号・・・この料金、いったいどこからかかるのか?というところはかなり気になりますよね。
ナビダイヤルの通話料は、基本的に、相手方につながった時点から通話料が発生します。
つまり、通話料金目安のアナウンスが始まってから相手が出るまでの間に時間がかかったとしても、話始める前に通話料がかかってしまうということはないわけです。
ただし!
「相手方につながる」というのは必ずしも相手が電話に出て話始めるタイミングとは限りません。
どういうことかというと、ナビダイヤル自体のアナウンス(上述した料金目安のアナウンス)ではなく、電話の相手が流すアナウンスもあり、それが流れ始めた瞬間から通話が始まっているということ。
例えば「お電話ありがとうございます。○○です。お問い合わせ内容に応じて番号をプッシュしてください。××についてお問い合わせの方は1を・・・」などの問い合わせ内容別で振り分けるメニューアナウンス。
これは通話先の企業なりにいったんつながった上で流れているアナウンスですから、既に通話料は発生しています!
あとは「この通話はサービス向上のために録音させていただきます」などのアナウンスも同様です。(通話料が発生)
こういったアナウンスは何となくゆったりした口調ですが、その間も電話代がかかっていると思うと、発信者側としては「早く相手につなげて~!」という感じですね。。
ちなみに、「20秒ごとに10円」などの料金はスマホでかけるか固定電話でかけるかによっても料金が違いますが、そもそも各番号によって設定料金が違っています。
なので良心的な場合(公的機関の問い合わせ窓口など)は市内通話料金と同等の場合もあります。
この場合、契約者側(ナビダイヤル番号の宛先=受信側)が残りの料金を分担して負担しているということです。
ですが、全額を電話の発信側に負担させる契約にしているケースが多いです。
この場合はほんの数分の通話でも相当高額な料金がかかります。
0570の通話料は混み合っている場合もかかるの?
ナビダイヤルでよくあるのが、企業のカスタマーサポートセンターなど。
パソコンやスマホ関連のサポートセンターに電話しても、たくさんの人がかけているのか、中々つながらないことって多いですよね!
ナビダイヤルの相手方によっては、呼び出されてもすぐにつなげられない場合、「大変混み合っています。順番におつなぎしますのでそのままお待ちください」などというアナウンスが入ることがあります。
この混み合っていて待たされている間も・・・所定の通話料がかかっているんです!!
こういう「大変混み合って・・・」のアナウンス、いったん相手方につながった後に流れているものになります。
なので待ち時間も通話料がかかっていることになるんですね~(つд⊂)
よくあるパソコン関連のサポートなどは混み合いがち。番号によっては実際に相手が出るまで10分・・・なんてこともざらにありますが、もし20秒で10円の通話料だとすると
(10円×3)×10=300円
の通話料が待っているだけでかかっていることに・・・!
当然相手が出てからも料金はかかるので、待ち時間があまりにも長い場合はいったん切って別の時間にかけ直してみるなどした方が賢明かもしれません・・・
ただし、どの時間にかけても混み合っている番号もあるのが困りどころですが。。
0570の通話料はかけ放題プランでも注意!
スマホ・携帯の契約によっては「通話かけ放題」という内容になっている場合がありますね。
「高額なナビダイヤルだけど、かけ放題プランだから安心♪」と思っている方は注意が必要!
実はナビダイヤルに関しては「かけ放題」の適用外になっているんです・・・
従来から携帯のかけ放題プランなどでも「有料通話」(例えば昔はやったダイヤルQ2とか・・・)の類はその対象外ですよね。
それと同様、ナビダイヤルも「有料通話」の一種で、かけ放題プランかどうかとは無関係に通話料がかかってくるということなんです。
かけ放題だから30分でも1時間でも待たされても大丈夫~なんて思っていると、高額の請求がきてびっくり!なんてこともあるそうなのでご注意ください!!
0570通話料は待ち時間も混み合っててもかかる!
カスタマーサポートセンターなどの番号にありがちなナビダイヤル。
困ったときにかける番号なだけに、通話時間もかかりがちですが、通常の通話料金と比較してかなり高額の料金がかかってきます。
自動応答のアナウンスでも、相手が応じた時点から通話料がかかるので、待ち時間が長くてなかなか相手につながらない場合は要注意。
かけ放題プランでもかかる料金は変わらないので、あまりにも通話できるまで待たされる場合はかけ直しも考えた方が良いかもしれません(;´∀`)
ご参考になりましたら幸いです!