平成に代わり、新しい元号「令和(れいわ)」が発表されました!
ところで、今回のニュースではNHKをはじめとして基本的に「新元号の発表」という形で報道されていましたが・・・
この「平成」とか「令和」とかって年号って呼び方もありますよね・・・?
この元号と年号って違いはあるの?使い分けってどうなってるの?
このあたりが気になったので今回調べてみました◎
元号と年号の使い分けって?
報道などを見ていると「新元号は令和です」と報道されており、「新年号は令和です」とは報道されていないと思います。
ですが、年号という言葉も一般的に使われていますよね・・・
年号と元号、どういう意味があるのか改めて調べてみました。
げんごう[元号](名)
〔文〕年号。
「三省堂国語辞典 第七版」
ねんごう[年号](名)
①としにつける称号。元号。例、平成。
「ーが改まる」
②歴史上のとし。
「ーをごろ合わせで覚える」
「三省堂国語辞典 第七版」
これを見ると、元号と年号の意味は特別違っているということもなさそうです。
一般的には年号と言っても元号と言っても、同じような意味で通じますからね。
ただし、年号に関しては上記引用の②でも書いている通り、「とし」自体を表す意味もあるようです。
「794(なくよ)うぐいす平安京」のように「年号を語呂合わせで覚える」というという用例によると「794年」自体を「年号」と呼ぶようですね。
この意味は「元号」にはありません。
つまり・・・
「平成30年」というその年を「年号」とは呼んでも「元号」とは呼ばない。
ということですね!
- 平成30年・・・年号
- 平成・・・元号、ただし年号ともいう
こういうことになりますね!
元号と年号の違いってあるの?
ここまで書いてきた通り、年号と元号はほぼ同じ意味で使われていて、特別に意味が違う言葉という訳でもなさそうです。
元号≒年号、ただし年号の方が別の使い方(年自体を表す)もある
というところですね。
ただ、「平成」や「令和」のこの漢字二文字の部分については、やはり「元号」と称するのがより一般的であるような気がします。
というのも、元号を改めることを「改元」と言いますが「改年」とは言いませんよね!
「平成」を「年号」と呼んでも差し支えないけれど、「元号」の方がしっくりくる。
こういう感覚の方は、私含め、多いと思います。
まとめると、
- 「平成」や「令和」を「年号」と呼んでも間違いではない
- ただし「元号」と呼んだ方が、よりしっくりくる気がする(「改元」という言葉があることからも)
こういう認識でまあ問題ないと言えそうです(*´▽`*)
元号と年号の使い分けと違いまとめ
今回の新元号の話題が出た際に、元号と呼んでも年号と呼んでも間違いではありません!
ただし、年号の方が別の意味も含んでいるため、今回のような「平成→令和」の変更を「改元」と呼ぶこともあり、新元号に関して話しているときは「元号」と言った方が万人にしっくりくるのではないでしょうか。
参考になりましたら幸いです!