端午の節句と言えば鯉のぼり。

子供も大好きな鯉のぼりは、初節句を迎える男の子のパパママにとって、ぜひ用意してあげたいと思う物の一つでしょう。

 

ですが、外に飾るのが基本の鯉のぼりは、広いお庭があるお家は良いとして、マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの場合、どういったものを選ぶのが良いか迷うところではないでしょうか?

 

そこで今回はマンションなどのベランダで飾る場合の鯉のぼりの選び方と、買う時・飾る時の注意事項(マナー)についてまとめてみました。

鯉のぼり マンションベランダ用の選び方ポイント

鯉のぼりを選ぶポイントとしては色々で、

・サイズ
・何匹か
・取付けの形式(ポール有無等)
・デザイン
・素材

などありますが、マンションやアパートのベランダに取り付けることを考えた場合に重要なのはやはり「サイズ」と「取付けの形式」になるかと思います。

 

戸建てなどで比較的空間の自由度が高いお住まいの場合は、ある程度デザインなどで気に入ったもので選んでしまっても、設置は何とかなるものです。

 

が、集合住宅のベランダの場合は両隣や階下までの距離やベランダの手すりの形・高さによって、飾れる鯉のぼりにも制約が出てきやすいです。

ですので、今回この辺りを中心にどんな選択肢があるのか見ていきたいと思います。

鯉のぼり ベランダに飾る場合の大きさの選び方

サイズについて考えるには、まずご自宅のベランダのどこに飾るかを決めます。

そして「風で真横になびいてもお隣のベランダまで届かない」長さを目安にサイズを決めます。

 

両隣にお部屋がある場合、ベランダの中央に取付ければ、鯉のぼりが左右どちらになびいてもお隣に届かないので良いと思いますが、ご自宅のベランダの環境によってはど真ん中は難しい場合もありますよね。

なので、どのあたりに設置できそうかというのはおおよそ検討をつけてからサイズを検討しましょう。

 

角部屋の場合は、お隣のお部屋がない方にポールを伸ばせばよいと思いますが、近くに電線などがある場合はそちらにも気を付けてくださいね!

 

それと、鯉のぼりのサイズを考える場合に、お隣のお部屋よりももっと気にすべきなのが階下のお部屋に届かない大きさということ。

お布団などを干す場合もそうですが、上の階から垂れ下がっているものがちらちら見えるというのは、あんまり気分の良いものではないですよね(;´∀`)

 

季節限定とは言っても毎年出すものですし、どうやら誰しもが「男の子のいる家は鯉のぼりを飾って当たり前」と思っているわけではないようなので気を付けましょう!

 

階下に届くかどうかについては、設置の際に使うポールの長さなども関係しますから、ポールの長さや取付の角度で、どれくらい下に垂れ下がっても大丈夫かを考えましょう。

 

ちなみに鯉のぼりは「ベランダ用」として販売されている物があります。

 

マンションやアパートで飾ることを念頭に作られているものなので、サイズもコンパクトなものが多いです。

なので集合住宅にお住まいの場合、「ベランダ用」をキーワードに探すとぴったりのものが見つかりやすいと思います!

 

ベランダ用鯉のぼりのほとんどが2メートル以下ですが、中でも1.2mや1.5mなどコンパクトなものが比較的人気のようですね。

また、収納場所という点でも、ベランダ用であれば通常のマンション・アパートの収納で困るほどの物はないと思います。

鯉のぼり ベランダへの取付方法による選び方

上で書いた通り「ベランダ用」の鯉のぼりを探すと、取り付け方法についてもベランダに適した作りのものが見つかりやすいです。

多くの場合はポールをベランダから斜めに外に出して、そこに鯉のぼりを吊るす形になっていると思います。

 

ベランダでのポールの固定の方法にも、ベランダの形によって向き不向きがあるので注意してください。

 

・ポールをスタンドで固定する

・ポールを手すりに固定する

 

スタンドのみで固定する場合、ポールを水袋などの重しで固定した台座に差します。

手すりで固定するタイプは斜めに伸ばしたポールを手すり設置用の部品で固定します。

 

手すり固定は頑丈で安心なのですが、ベランダの手すりが柵のタイプか壁のタイプかで、使えるものがちがってきますので注意です。

 

 

ちなみに我が家はスタンドのみで固定するタイプを購入しました。

ベランダの柵が壁だったのでこちらを選んだのですが、ポールを紐でベランダの手すりの括り付けられるところに縛り付けています◎

やはりポール+スタンドだけだと風にあおられたとき危険なので、その場合も紐で設置を補強できないか検討した方が良いと思います!

 

ところで

マンションによってはお布団をベランダに干すのは禁止というところもありますよね?

そういった集合住宅では当然鯉のぼりを外に出すのも禁止かと思うので注意しましょう!

 

この場合は室内用の鯉のぼりを購入するというのが無難ではありますが、「ベランダの手すり側からに室内側に向けて飾る」方法もあります。

これならベランダ内で完結しますし、お部屋の中から鯉のぼりが良く見えるので、意外とお子さんも喜ぶようです◎

 

マンションの規約などでベランダの外に鯉のぼりを出せそうにないご家庭も、「内側に向ける」方法で飾れないか検討してみてください!

(余談ですが、内側に向けて飾れば突然の雨でも鯉のぼりがびしょびしょにならないというメリットもありますね)

鯉のぼりをマンション等集合住宅で飾る時のマナー

最後に補足ですが・・・

集合住宅で鯉のぼりを飾ろうとしているご家庭が気を付けておくべき注意点というか、マナーについて。

 

上で書いてきたように、大きすぎてお隣や階下のお部屋に届いてしまうことのないように、というのも一つありますが、結構盲点なのが「回転球、矢車の回る音」!

我が家も買ってみてから結構気になるな・・・と気づいたのですが(;´∀`)

風がよく吹いているときは、「ポールの先端にある回るやつ」もよく回ります。

この時の音がキュルキュル・ガラガラうるさい場合があるんです!

 

特に、昼間は気にならなくても夜に気になるということが多かったです。

なので、我が家は夜になったらポールを短く下げて、あまり風に吹かれないようにしていました。

それでも気になるようだったら回転球を紐などで固定するというのも良いかもしれません。

 

また、回転球や矢車は「静音タイプ」なるものもあるようです。

お住まいの環境によってはこういったことも念頭に置いて、鯉のぼり選びをした方が良いかと思います。

 

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そしてもう一点、「夜に鯉のぼりを出しっぱなしなのは気味が悪い」と感じる人もいるようなので、できれば夜は鯉だけでも室内にしまった方が良いでしょう。

そもそも夜も出しっぱなしだと夜露に塗れて傷みやすいということもありますし、寝ている間の突然の風雨ということもありますね。

 

ポールは毎回しまう必要はなく、鯉のぼりだけ金具でささっと取り外しできるタイプがあります(我が家もこのタイプ)ので、そういったものを選ぶと良いでしょう。

鯉のぼりベランダの場合の選び方まとめ

マンションやアパートなどの集合住宅で鯉のぼりを飾る場合の選び方や、買った後の注意点から考える購入検討ポイントについてまとめました。

 

戸建てよりも隣近所への気を使うことの多い集合住宅、鯉のぼりを飾るのを気持ちよく見てくれる人ばかりとも限らないので、最低限のマナーを踏まえた中で、好みのものを探すようにしてみると良いと思います!

ご近所さんにも「素敵ですね」と言ってもらえるような鯉のぼり選び、ぜひ検討してみてください◎

 

ご参考になりましたら幸いです( *´艸`)